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東日本大震災復興支援コンサート(福島県)のご報告

2015.09.01

今年で5回目の東日本大震災復興支援コンサートツアー
「京都仏教保育協会」のお力で今年も実現し致しました。
今回で最後となる東日本大震災復興支援 最後は一昨年も行きました福島県へ
3日間で5園をまわる今回のツアー 僕らは各々の思いを胸に子ども達の前へ
震災から事故から時間(とき)は過ぎているのに 
今でもそのまま時間(とき)が止まっている場所があります
それでも前へ一歩ずつ確実に歩みでようとする思いが 
人と人をつなげ 想いと思いを紡いで
力となり糧となり明日の子どもたちへ引き継がれて往くのでしょう
福島では今でも線量計をみながら外で遊ぶか 散歩に行くか決めている日常
晴れているから外で遊ぼう 雨が降ってるから散歩には行けないね ではなく
まずは園庭にある線量計のデジタル表示をみてから決める現実
子どもたちにそんな思いをさせたくないと 線量計に左右されずいつでも遊べるようにと
砂場に屋根をつけた幼稚園もありました
山の中にある保育園は線量が多くなる山を削って滑り台にして
夏は上から水を流してウォータースライダーに
子どもたちは夏の水遊びが待ちどうしく先生にまだかまだかと聞いているらしいです
今回ご縁がありお逢いできた園は5園でしたが
福島県にはたくさんの保育園・幼稚園があります
まだまだ被害が残る保育園・幼稚園があります
生まれ育った街を涙を流しながら去っていった人がいます
生まれ育った街だから何があってもここに残ろうと決めた人がいます
帰りたくても戻りたくてもたどりつけない人々がいます
帰る為に戻る為に必死にがんばってる人々がいます
ある園の園長先生は仰ってました
「嫁の実家が仙台なんですが仙台に行く為に福島をでると なぜか気が楽になるんです
自分では気にしてないつもりでも心のどこかで放射線のことがあるんでしょうね
だから福島をでるとほっとしてしまうのかなぁ
でもやっとですよ!笑えるようになったのは!楽しい時間をありがとうございました」
と涙をながしながら笑っておられました
あれから4年
僕らがこの4年間 遊んだ子ども達に
来年はもう一度逢いに行こうと思っています
最後に快くコンサート開催を引き受けていただきました
須賀川幼稚園様・梁川保育園様・あすなろ保育園様
福島ルンビニー幼稚園様・わかくさ幼稚園様 
京都仏教保育協会のみなさま
心よりありがとうございました
RuKa